
園長あいさつ
当園は、平成28年より内閣府が始めた、こども子育て支援事業の1つである企業主導型保育園です。女性活躍推進法などにより社会における女性の活躍を政府が後押しする中、また、イクメンやイクボスといった男性の育児参加が一般的となってきた世の中である一方で、待機児童問題などにより活躍の幅に制限がかかっている実情があるのも確かです。
またそれだけでなく、こどもが保育園に入れればワーキングマザーたちは思いっきり仕事ができるかといえば、そうではなく、質の高い保育と質の高いサービスが求められているという風に感じます。
実際、私自身も過去に東京で一企業に属し、育児と仕事の両立に奮闘してきました。
子どもを保育園に入れるのにも大変苦労しましたが、安全で安心して預けられることはもとより、保育園に通わせることで生じる負担をいかにクリアしていくか、これも育児と仕事の両立において課題であったことは確かです。
現に、通常の認可保育園に通わせるためにお母さんたちが準備していること、例えば、1つめ、紙おむつに記名をし、毎日5枚ずつ持参すること、2つめ、汚れたオムツは持って帰って廃棄すること、3つめ、お昼寝用の布団セットを週初めにもっていき週終わりには持ち帰って洗濯すること、4つめ、毎日の保育園での着替えの洗濯、5つめ、戸外活動用の帽子や食事用のエプロン、お手拭きタオルなどなど、準備物が半端なく多いのです。これはあくまで一例ですが、こどもが一人でも大変なのに、二人、三人いるお母さんの負担を想像すると気絶しそうです。企業に属し、フルタイムでそれなりの責任感を持って働くには家事や育児にかかる負担をどう軽減させるかもまた課題であり、わたしの経験も含め、そこに合川みらい保育園は着目しました。
それが、合川みらい保育園のコンセプト【手ぶら保育園】です。
働くお母さんの声をカタチに、、、保育園に必要な準備物を極限まで減らそう、そうすることで、仕事、家事、育児の両立で余裕がなかったお母さんたちに余裕ができ、本当はやりたかった子ども達とのより深いコミュニケーションの時間がとれたり、お母さんが笑顔で過ごす時間が増えたり、その時間が翌日の仕事への糧となり、家族のため、子ども達のため、また自分自身のため、そして、この町のためにもなると考えたのです。
さらに、株式会社Banquet futureが得意とする飲食事業とのコラボレーションにより、栄養満点でおいしい給食の提供はもちろんのこと、食べ物を見る、知る、育てる、農作物卸売事業とのコラボレーションにより食育に力をいれ、楽しく食べることの大切さや食に対する感謝の気持ちを育む企画を盛り込みます。また、イベント事業とのコラボレーションにより、様々なアーチストとの出会いや絵を描く、音楽に触れる、といった活動をとおして、こどもたちの創造力の幅を広げる、みらいにつなげるお手伝いをしたいと考えております。
小学校就学前の人格形成期と呼ばれる時期を合川みらい保育園で過ごすことで、多くの出会いや体験に満ちた、心がわくわくする保育園運営を実現させるべく、保育園スタッフ一同尽力して参ります。
少しつぶやきすぎてしまいました。最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。