秋の活動
朝夕の冷え込みが厳しくなってきたと話していたのもつかの間
気づけば日中も冷え込み、すっかり冬が近づいてきているようです。
保育園では夏から育てていたサツマイモを収穫したり
降園や山々の紅葉したモミジやイチョウを見たり
どんぐりや松ぼっくりを拾って制作に使ったりと
外に出て肌寒さも含めて秋ならではの活動で季節を感じながら過ごしています。
つい先日は公園でフィールドワークをしてきました!
そら組さん(3~5歳児)で2チームに分かれてもらい
様々な形状や大きさの葉っぱの形と「あきの しぜんを さがしてみよう」とだけ印刷された紙を渡します。
その時点で子ども達からは
「あの公園で見た葉っぱだ!」「これモミジじゃない?」
と既にワクワクが伝わってきます。
「それじゃあ。今から紙にある形にピッタリ合う葉っぱをチームで探してもらいます!」
と内容を伝え、探検がスタート!
大事なのは【ピッタリ】なところ。
これだけで難しさも面白さも数倍に。
一方のチームはバラバラに探し出す作戦で
それぞれが見つけてきた葉っぱを持ち寄って紙と照らし合わせていました。
もう一方は全員で移動し、紙とにらめっこしながら隈なく探索。
探し方にも色があって面白いです♪
(表情は真剣そのものです!)
同じ形なら沢山あるのですぐに見つかりますが
ピッタリとなるとただ探すだけでは見つからず時間がかかってしまいます。
すると次第に2つのチームが集まって何か話している様子。
「あっちで見たよ!」
「この葉っぱいる?」
と誰に言われるでもなく、子ども達が協力し始めていました。
微笑ましいです。
ピッタリ合う葉っぱを見つける度に公園の端々で歓声が沸き
「先生見てー」と嬉しそうに報告してくれました♪
そんな感じで公園探検をしている時、一人の男の子が私に近づいてきて
「なんでこの葉っぱは赤いの?」と尋ねてきました。
以前は緑色だったのを知っているので当然の疑問です。
「これはね」とお話しすると「なるほど!」と納得し
サッと走って周りのお友達にも教えてあげていました。
戸外だからこそ気づけたことであり、そこには遊びの中で自然に学んでいく子ども達の姿がありました。
紙が葉っぱで埋まるころにはもう給食の時間。
時間を忘れて没頭してしまいました♪
【秋を感じてもらいたい】と計画したフィールドワークでしたが
本来の目的はもちろんのこと、チームワークや疑問と解決、達成感。
目的以上に価値のあるものが見つかった気がします。
まだまだ秋らしい活動や今度は冬の活動も準備中です!
「次は何する?」と期待してくれている子ども達のために
先生達の作戦会議は続きます!!