ありがとう遠足
3月いっぱいで卒園してしまう年長さん。
数年に及ぶコロナ禍でどうしても遠出ができていなかった遠足でしたが
状況が落ち着いてきたことと、対象者を年長・年中児に絞ることで
ようやく子ども達を安全に遠足に連れて行けると判断できました。
他園では”さよなら遠足”や”お別れ遠足”というような名称で取り組まれている遠足ですが
当園では保育園での最後の思い出作りであるとともに
誰よりも努力し先頭で引っ張ってきてくれた年長さんへの感謝を伝える機会にしたいと思い実施しています。
ずばり目的地は、、、、
「いのちのたび博物館!!」
2022年が終わるずっと前に年長さんと話し合って
最後まで水族館と迷いましたが博物館に決定しました!
遠足から数日前。
旅のしおりが配られました!
しおりの中には遠足の情報がぎっしり
スケジュールや持ち物の他に、子ども達の秘密も(笑)
好きなものや好きな食べ物、そしてなにより好きな人の欄🤭
この質問をすると大体パパかママと答えることが多いんですけど
いつの間にか異性のお友達の名前があがるようになってて成長を感じた場面でもありました。
個人的にはピュアな三角関係に口元が緩んでしまいます(笑)
前日にはパンフレットを使ってどんな順番でブースを見て回るのか
絶対に外せない展示はどれなのかとグループで話し合いをしたり
子ども達は完全に遠足モード!
そして当日、JR久留米駅に集合した子ども達。
背中には手作りのお弁当が入ったリュックを背負い、いざ、出発!
親御さんの少し心配そうな表情とは相反して
期待に胸躍らせて改札をくぐる子ども達。
絶対に楽しい時間にしなきゃなという気持ちと
信頼して送り出して下さった親御さんの為にも責任を持って無事に帰ってくるんだと改めて誓った瞬間でした。
電車での移動時間は片道なんと2時間15分!
正直、私も無理だと思っていました😓
が、なんの問題もなく到着!
泣いたり騒いだりすることもなく
ただただお喋りを楽しみながら車窓からの景色やすれ違う電車をを見て過ごした2時間でした♪
そしていよいよいのちのたび博物館へ!!
博物館に入るとまずはネコ科展!
常設ではない特別展示も見させていただきました。
今にも動き出しそうな巨大なトラの剥製に驚く一同。
初っ端から大型のトラやライオンに圧倒され、他の展示にも期待が高まる所でしたが
まずはお昼ご飯を食べることに。
ご家族の手作りのお弁当はどの子のお弁当を見ても素晴らしく
たっぷりの愛情が感じられました!
当園はこれまでお弁当の日を設けておらず、開園して初めてお弁当を持参していただいたので
普通に考えたら作り慣れていないはずなのにどれもすごい丁寧で、上手で、美味しそう!
我が子の為に練習したのかな、何度も作り直したのかな
と勝手に妄想して目頭が熱くなってしまいました。
食後に本格的に回った常設展の方も、実はリニューアルしたばかりで見ごたえ抜群😆
動く恐竜や等身大の恐竜の骨格標本に圧倒されたり
色々な生物の剥製や模型をみてこんな生き物がいるんだと驚いたり
色々な時代の人々の暮らしを見てきました!
「こんなに恐竜って大きいの!?」
「(洗濯板を見て)これが洗濯機!?」
「(美しい蝶を見て)…綺麗。」
っとお話しや絵本では得られない直観的な刺激が得られたようで
あっちに行きたいこっちに行きたいと時間がいくらあっても足りず
惜しまれながら博物館を後にしました。
帰りの電車まであと30分。
まだ大丈夫だね、っと博物館を出てすぐ横にある公園でおやつタイム。
給食のももこ先生とめぐみ先生が今回も手作りで作って下さり
「外で食べるとおいしいね~!」とみんなで輪になっていただきました♪
帰りの電車の中では8人中6人が爆睡(笑)
そりゃ疲れたよね😓
再び2時間以上かけて久留米に戻ると保護者さん達がお迎えのため広場に勢ぞろい。
顔を見るやパッと走り出しママやパパに抱き着く子ども達。
「おかえり😊」
「ただいま😊」
総移動距離はなんと180㎞!!!
8:30に集合して17:00まで、文字通り1日かけて楽しみました。
保護者の皆様、送迎のご協力やお弁当作りなど企画へご理解いただき本当にありがとうございました。
年長さん、これまで先頭で引っ張ってくれてありがとう!
その頑張りを見てきた後輩達にとってあなた達は憧れであり、「ああなりたい」と頑張る原動力になっているはずです。
そしてたくさんの思い出をありがとう!
辛い経験をお友達と乗り越え、楽しい時間をお友達と共有し、諦めずに挑戦し続けたことで
誰よりも輝いているあなた達は
小学校へ行っても、いえ、ずっと先のみらいにおいても益々その輝きを増していくことでしょう。
就学までの貴重な時間を過ごす場所に当保育園を選んでもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとう!