生き物との触れ合い
合川みらい保育園では生き物を飼育しています。
飼育を通じて多様性や命について感じ、考えていけたらとの想いです。
昨年はメダカやオイカワ、ナマズ、タナゴ、カニ、エビといった久留米の川に生息する生物を育ててきました。
自然のものを捕獲してきて飼育していたからか、人工的な飼育が難しく苦戦していましたが
春~秋にかけて飼育し、冬の越冬前に元の川に帰してあげました😊
今年も何か育てたいと思い、春から熱帯魚とミナミヌマエビを水槽で
夏前からカブトムシと二ホンカナヘビを育てています。
子ども達が担っているのは主に3つ。
エサやりと掃除と観察です😊
エサやりでは自分達人間と食べるものが違うと知ることからはじまり
どんなものを食べるのか、どうやったら食べてくれるのかを考えます。
掃除は定期的に行い、快適に過ごせるように綺麗に掃除し
公園や田畑から仕入れてきた枝や草花を環境に追加して環境を整えます。
観察は文字通り観察しています。
生き物の生態を観察しながら
「あんなところに隠れてる(カナヘビ)」
「カブトムシの幼虫にはゼリーいらないの?」
「何で綺麗な色なの?(熱帯魚のヒレ)」
「今日はお腹いっぱいなのかな?(カナヘビ)」
「子どもが産まれているよ!(熱帯魚)」
「どうして尻尾が長いの?(カナヘビ)」
と純粋に発見や疑問を口にしてくれます。
自然と生まれた発見や疑問をこちらでも調べて子ども達に
「カナヘビの尻尾が長いのはこのためなんだよ」
「カブトムシの幼虫は土を食べて大きくなるんだよ!」
と還元することで子ども達の発見や疑問を知識に変換していっています😊
夏が終わり9月も中旬に差し掛かった頃のこと
カブトムシを飼育していたケース内は
一生を終えたカブトムシ達の亡骸があり、みんなでお墓を作りました。
その時飼育ケースの中をよく見ると丸い粒がちらほら見られ
調べるとカブトムシの卵だと分かりました😆😆!
カブトムシの卵を1つひとつ丁寧に拾ってまた飼育ケースに戻して数週間後
もう一度確認するとカブトムシは卵から孵り幼虫の姿に!!!!
数えてみると50匹近くいます🤣
新たな命の誕生に感動しつつ来年また成虫まで育ってくれると願って
その後もお世話を続けています😌
カナヘビは素早くて野生で見かけることは少ないので
園にいる生き物の中で一番子ども達が関心を寄せています。
自然の草花を移植してまるでジャングルのような環境を作って日々生態を観察しています。
少しづつ子ども達にも慣れ、手に乗せたり手からエサを食べてくれるようになり癒されています。
命の大切さ、お世話の大変さ、育てながら生まれる多くの発見や疑問。
体験から学びを享受して自らの成長に繋げてもらえると嬉しいです。